電子竹林:Blog

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「白夜行」

深川栄洋監督、東野圭吾原作。昭和55年、密室の廃ビルで質屋の店主が殺される。19年後、定年間近の当時の担当刑事・笹垣(船越英一郎)はいまだ事件を追い続け、被害者の妻(戸田恵子)のスナックに通っていた。ガス中毒死した容疑者の娘・雪穂(堀北真希)は名家の息子・篠塚一成(姜暢雄)と結婚、被害者の息子・亮司(高良健吾)は謎の生活をしていた…。ドラマ、韓国版映画、舞台は未見。原作は東野圭吾の中では好きな方。原作では、雪穂と亮司の心の闇と、その繋がりを強く感じたのだけど、映画では単なる美貌の悪女にしか思えない。全体に堀北真希の見せ場を多くするために亮司は脇役になっている。亮司こそが主役だと思うが。なんか、堀北真希メインのせいで物語の軸がずれてしまっている。船越英一郎が出てくると何故か2時間ドラマっぽくなるのは何故だろう。演技としては悪くないとは思うんだけど。

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