電子竹林:Blog

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「母と暮せば」

山田洋次監督。1945年8月9日長崎、助産師の伸子(吉永小百合)の息子・浩二(二宮和也)は長崎大医学部で原爆により命を落とす。三年後の8月9日、伸子の元に浩二は突然姿を見せる。浩二には、かつて恋人の町子(黒木華)がいたが…。山田洋次らしい人間味がある話、背景の戦争もちゃんと描いている。二宮和也は微妙な感じだけど松竹な芝居には朴訥とした感じが合ってたかも知れない。吉永小百合はもちろん存在感あるし、黒木華は相変わらずいい感じ。クラッシク音楽、ヤミ物資などの使い方などディティールが時代を記録しているよう。原爆の閃光、小林稔侍の役人など細かいところでハッとさせる演出があるところが上手さを感じる。広島を舞台にした井上ひさし父と暮せば」と対をなす話、長崎版。映画「父と暮せば」の木下役の浅野忠信も登場。

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