中野量太監督。浅田家は長男・幸宏(妻夫木聡)、写真家を目指す次男・政志(二宮和也)、看護師の母(風吹ジュン)、専業主夫の父(平田満)の4人家族。政志は家族のコスプレ写真で学校長賞を受賞、パチスロ三昧の三年後に再び家族コスプレ写真を撮り始め、幼なじみの若奈(黒木華)を頼って東京へ出るが…。「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督でちょっと期待。写真家・浅田政志は写真展見ているぐらいには知ってる。全体にはいい話に笑いをいれて感動的にソツなく作っている。311の後のエピソードの比重が多すぎるのか、ちょっとキレイにまとめ過ぎている気もする。そっちの方が描きたかった所なんだろうか。もうちょっと浅田らしい、パワーのあるデタラメ感が出て欲しかった。写真の再現性はかなり凝っている(本人撮影らしいから当然か)。
