電子竹林:Blog

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「わたしは光をにぎっている」

中川龍太郎監督脚本。宮川澪(松本穂香)20歳は、両親を亡くし長野の祖母(樫山文枝)の民宿を手伝っていたが祖母の入院をきっかけに東京で銭湯を営む父の親友・京介(光石研)の元に身を寄せる。そこでドキュメンタリー映画を撮る緒方(渡辺大知)、美琴(徳永えり)たち常連客と知り合っていくが…。「四月の永い夢」が良かったので期待の若手の監督。全体には同じようなタッチの印象。細かい背景や心理は作り込まないであっさりと描いているようでいて繊細な印象を受ける、この独自の感覚がいい。今回は消えゆく下町の風景をドキュメンタリーっぽい入れ込み方しているのが面白い。松本穂香はチョイ役の「恋は雨上がりのように」からいい印象だが「おいしい家族」とか面白い映画に出るようになった。渡辺大知はまあ、いつもキャラだな。

http://phantom-film.com/watasdhi_hikari/