大友啓史監督。大うつけと呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)は、美濃の斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)と政略結婚する。やがて駿河の今川義元が攻め込んでくるが…。観なくてもいい気がしたが、東映70周年のご祝儀気分で見てしまった。しかしそれほどヒドくはないが、観なくてもよかったかなあ。信長と濃姫二人の人間ドラマを狙っているのだろうが、その関係に絞りすぎで家臣たちとの関係が薄い。そのため戦国モノとしての面白みが無くなってる。まあ木村拓哉と綾瀬はるかが見たいんだったらいいけど、その実態もはっきりしない濃姫と信長の関係を見せられてもなあ、と観ながら思ってしまった。他の俳優も豪華に揃ってはいるけど、それぞれ出番は少ない。斎藤工の徳川家康ぐらいしか面白みがなかった(一人浮いていたけど)。あと、タイトルが新鮮と思っているんだろうがセンスない。