電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「シン・仮面ライダー」

庵野秀明監督脚本、石ノ森章太郎原作。本郷猛(池松壮亮)は、緑川ルリ子(浜辺美波)とともに謎の組織SHOCKERからオートバイで逃げ出す。猛はルリ子の父・緑川博士(塚本晋也)からバッタオーグの力によりSHOCKERと戦うことを頼まれるが…。全体に映像がチープすぎ、物語は基本的にオリジナルに忠実で意外性がなく、自分としては退屈。子供の頃に大好きだった映像を、自分で作り直してみたいという欲望しか感じられないなあ。ハリウッドでのアメコミの昇華と比べると随分と幼稚な感じ。単純に二次創作、ファンアートとして見ればいい出来なのかもしれないが、庵野秀明の技術と資金なら、もっと凄いの作れたと思うのだけに残念。オリジナル版は、時間も予算もない中で工夫して、ロケやミニチュアや特撮やったのに、いまの時代に超予算をかけて同じものを再現するって、当時の人に対してどーなの、って毎回思う。オリジナルに忠実に一文字隼人(柄本佑)を出す必要もないと思うが。

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