電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「オットーという男」-A Man Called Otto-

マーク・フォースター監督、デビッド・マギー脚本、フレドリック・バックマン原作。妻に先立たれ、死を決意していた孤独な男、オットー・アンダーソン(トム・ハンクス)の向かいに、マリソル(マリアナ・トレビーニョ)たち一家が引っ越してくるが…。スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のハリウッドリメイク。オリジナルと同じエモーショナルで、かなりいい話、展開もほぼ同じではあるけど、元の方がやっぱり数段いいなという印象。トム・ハンクスのキャラがけっこういい人間に見えてしまうのが問題かなぁ。あと、妻のエピソードと謎の引っ張り方もなんか弱い。○○○の高さとか、随所の伏線の正体に気づいたときには、オリジナル版ではかなりショックを受け、それだけに妻の明るさと夫の絶望を感じたけど、なんかその点はあっさりしていた感じ。まあ面白くはあるけど。若き日のオットーを息子のトルーマン・ハンクスがやるのは、似ているけど、いいのか、悪いのか。

https://www.otto-movie.jp/