タイ・ウェスト監督。、第一次世界大戦の時代の1918年、スペイン風邪が流行るテキサス、人里離れた農場。若くして結婚したパール(ミア・ゴス)、夫は出征中。母ルース(タンディ・ライト)は厳しく、パールは病気の父親と家畜の世話に明け暮れていたが、義妹ミッツィー(エマ・ジェンキンス＝プーロ)と外の世界へ出ることを夢見ていた…。A24、スプラッタの「X エックス」の続編であり、60年前となる前日譚。前作は個人的にはイマイチだったが、今回の方はまあマシというレベルか。パールというキャラは面白いのだけど、全体には納得性がない物語だし、展開も平凡。スプラッタとしても面白みが薄かった。1918年という時代、場所は面白いのに、活かせているとは言えなかった。ジュディ・ガーランドぐらいの時代の映画のイメージ、彼女を意識したようなキャラなど微妙なパロディ感は面白いけど、まあ、マニア向けかなあ。それほど人気があるのは、ちょっと理解できない。それぞれのキャラに深みが感じられないかなあ。特に、映写技師(デビッド・コレンスウェット)やミッツィーは面白みが薄かった。
