吉野耕平監督、かわぐちかいじ原作。日米が極秘裏に建造した高性能原子力潜水艦シーバット、偽造沈没事故による作られた乗員、海江田艦長(大沢たかお)、速水副館長(水川あさみ)たち。しかし、シーバットは米軍の指揮下を離れ深海へ消え、米海軍の第七艦隊はそれを追うが、海自ディーゼル艦たつなみの深町艦長(玉木宏)も追跡を始める…。原作はまあ好き、アニメ版も見ている。昭和末スタートの原作をなんで今頃に、という気もする。大沢たかおが製作と主演、単に彼が海江田艦長をやりたかったって事かなあ。全体にはじっくりと描き、緊張感があって映画としてはいい感じ。しかし、映画は、第七艦隊との対決まで、原作だと二巻の中頃までだと思う。いくらなんでも、やまとの宣言をする、こんな出だしまでだけで一本にするとは驚き。amazonスタジオなんだからドラマにして欲しいところ、残りはamazonでというのならまだ理解できる。あと、米軍は役者は安っぽい、昭和の怪獣映画からの伝統か。
