電子竹林:Blog

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「狗神」板東眞砂子

角川文庫。映画より、原作の「死国」にひかれるモノがあったので「狗神」はちょっと楽しみだった。善光寺での戒壇巡りのシーン、出だしからゾクゾクさせる上手さを感じる。田舎の閉鎖的な雰囲気と人間関係の描写の上手さは「死国」と同じ。ただ、ラストも「死国」と同じで、ちょっとスペクタクルにしすぎている感じはする。