電子竹林:Blog

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「逃げきれた夢」

二ノ宮隆太郎監督。定時制高校の教頭・末永周平(光石研)は妻の彰子(坂井真紀)との仲は冷え切り、一人娘の由真(工藤遥)との会話も噛み合わない。元教え子の平賀南(吉本実憂)が務める定食屋で、周平は自分の病気のことを南に教えるが…。2019フィルメックス新人監督賞グランプリを受賞した脚本で、商業作では二ノ宮隆太郎の初監督作品。脚本や物語の面白さというよりは、全体の演出が作り出すトーンの面白さな気がするが、これで脚本で受賞するというのは不思議。審査員が鋭いんだろうか、二ノ宮隆太郎の作風を知った上で脚本を読んでるからか。不思議なトーンを持っている、結構好きな映画。光石研が12年ぶりに主演…って、前回は何だ?「博多っ子純情」以来かと思ってた。福岡育ちの光石研松重豊の博多弁での会話は楽しい。

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