電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2001-09-02から1日間の記事一覧

「てんとう虫が走った日 スバル360開発物語」

桂木洋二 グランプリ出版。スバル360開発物語。中心人物の百瀬らと、その開発過程を描く。車には疎いものの、エンジニアとしてはこういう開発物語は面白い。しかし米国の開発モノ、たとえばDetaGeneralのMV/8000の「超マシン誕生」やデビット・カトラーのNT…

「金持ち父さん貧乏父さん」- Rich Dad,Pool Dad:What The Rich Teach Their Kids About Money

ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター 白根美保子訳 筑摩書房ここまでベストセラーになるとは思わなかったが、とにかく読んでみる。まあ、大抵の人の感想と一緒で、納得出来る所もあるが、納得出来ない部分も多い。金持ちになるには沢山働く必要が無い事、…

「日本のおもちゃ・アニメはこれでいいのか」

堀孝弘 地歴社。環境NPO「環境市民」で活動している著者。最近のアニメ、オモチャを見ると確かに納得出来る所は多いし、内容は年頃の子供がいれば100%共感出来ると思う。第一部は、おもちゃと番組のつながり。第二部は、子供番組の暴力シーンの問題、第三部…

「Madal-Art for Maintoshとは何か」

今泉浩晃 実務教育出版。「頭脳を活性化させ、思考をデザインするツール」というふれこみのMandal-Art。遙か昔使ったことあるけど、いまいちピンとこなかった。洗練されたアウトラインプロセッサの方が実用的な気がする。それでも、何か気になるソフトで、作…

「なんといふ空」

最相葉月 中央公論社。「絶対音感」の著者。タイトルは種田山頭火の句から来ているらしい。平成12年(2000年)の一年間、週刊読売に連載していたエッセイ集、他の雑文をまとめたもの。映画「ココニイルコト」の原作、原案になっている、最初の「わが心の町大阪…

「サナダから愛をこめて」

藤田紘一郎 現代書林。寄生虫博士、藤田紘一郎の一冊。この人の本を読むのは初めてだと思う。副題「信じられない海外病のエトセトラ」で、主には海外での病気の話。海外での水、寄生虫、細菌などなど。潔癖、無菌状態に慣れた日本人は抵抗力が無くなり、海外…

「ウはウミウシのウ」シュノーケル偏愛旅行記

宮田珠己。「旅の理不尽 」、「東南アジア四次元日記」と最近立て続けに読んでいる宮田珠己の本ではあるが、今回はイマイチ。今回はシュノーケリングの話ばかり、宮田節はあまり発揮されていない。バリカザク島、アポ島、スミロン島、ビヤドゥ島、小浜島、柏…

「方向オンチな女たち」- I’ll Never Get Lost Again - Linda Grekin

リンダ・グレキン 築地誠子訳 メディアファクトリー方向オンチを真面目に語った本。ベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」にも出てきた話題ではあるが、真っ向から方向オンチを取り扱った本は少ないらしい。方向オンチを「方向感覚に障害がある…

「真実の瞬間」- Moments of Truth - Jan Carlzon

ヤン・カールソン 堤猶二訳 ダイヤモンド社副題「SAS(スカンジナビア航空)のサービス戦略は何故成功したのか。1978年、36歳のカールソンは世界最年少の航空会社社長としてスウェーデンの国内航空会社リンネフリュ社の経営を引き継ぎ、料金値下げ、空席を無く…

「腐海」- Sea Change - James Powlick

ジェームス・ポーリック 古賀弥生訳 徳間書店舞台はカナダ西部、バンクーバー島付近と米国北西部のピュージェット湾。この海域で、ボートの男、貨物船の船員、浜辺の少女などが、神経麻痺や全身の出血で死亡。元米国海軍将校の海洋学者ガーナーは、その原因…

「スーパートイズ」- Super Toys - Brian Aldiss

ブライアン・オールディズ 中俣真智子訳 竹書房短編集。表題作の「スーパートイズ」(三章「いつまでも続く夏」、「冬きたりなば」、「季節はめぐりて」)が映画「A.I.」の原作、原案になっている。「スーパートイズ」は何をやっても母親を喜ばせることの出来…