電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「誰かが見ている」- A Stranger is Watching - Mary Higgins Clark

メアリ・ヒギンズ・クラーク、新潮文庫。「子供たちはどこにいる」に続いて読む。二年半前に妻を殺されたスティーブが主人公。一人息子と恋人を誘拐される…。面白い…けど「子供たちはどこにいる」とパターンが一緒。過去の犯罪にトラウマに持った主人公が、同じような犯罪に巻き込まれ、今度は窮地を脱するというパターン。犯人は前回の事件と関係があるし。パターンは読めていても、結構ハラハラするし、細かい描写が上手いので楽しめる。死刑制度の賛否を軸に持ってきているのも上手い。