電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「しゃべれどもしゃべれども」

佐藤多佳子。二つ目の落語家、今昔亭三つ葉は落語を通じて話しかたを教える事になる。生徒はあがり症の従弟の良、美人だが無愛想な五月、関西弁でクラスに馴染めない小学生の村林、さらに解説下手な野球解説者の湯河原までが加わってくる…。同名映画(id:zom-1:20070528#p1)の原作。どうも映画では納得出来ない部分があったので原作を読み始める。全体に映画の脚本は上手くエピソードや人間関係を刈り込んで整理して作っている印象。原作読んでみると映画のラストの台詞はやっぱり誤解を与える、もうちょっと考えた方が良かったのでは。(memo:正面を切る=一礼して顔をあげた時に視線が真正面から客をとらえる)

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