電子竹林:Blog

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「ハート・ロッカー」- Hurt Locker -

キャスリン・ビグロー監督、マーク・ボール脚本。2004年夏、イラクバグダッド郊外の米軍爆発物処理班ブラボー中隊、トンプソン軍曹(ガイ・ピアース)に代わってジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が着任。ジェームズの無謀な爆弾処理に、サンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)、エルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)は困惑するが…。気の休まるエピソードがなく緊張感100%のシーンの連続でかなり疲労困憊、しかしこれは傑作。面白かった。爆発物処理班に着目した、ジャーナリストでもあるマーク・ポールのオリジナル脚本がいい。爆発物処理も様々だし、スナイパー対決などを入れた変化のつけ方も上手い。テロ側の姿が明確に出てこないのも効果的。フィアレス、アドレナリン・ジャンキーの主人公のクレージーぶりは「ハンティング・パーティ」(id:zom-1:20080520#p1)での戦場ジャーナリストを思い出させる。ビグロー監督は「K-19」(id:zom-1:20030201#p5)以来の7年ぶり。「アバター」(id:zom-1:20091226#p1)とのアカデミー賞夫婦対決はどうかんがえてもこちらの勝ちでしょう。

http://hurtlocker.jp/