電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

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「始皇帝と彩色兵馬俑」

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江戸東京博物館。本物には行った事ないが「世界四大文明展」、「兵馬俑展」(id:zom-1:20041231#p1)と観ている。今回の目玉は1999年に発見された彩色跪射俑(さいしききしゃよう)。髪の毛や足の裏の滑り止めなど細部までよく見られる。この色を元に再現したCG…

「ピクサー展」

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森アーツセンターギャラリー。ピクサー20周年の節目(「ルクソーJr.」も20周年)でSIGGRAPHでも特別セッションがあったそうだし、タイムリーなネタ。コンセプト・アートが動き出すような「アートスケープ」(11分)の映像と、最後の立体ゾーエトロープ(ジブリ美…

「アフリカ・リミックス:多様化するアフリカの現代美術」

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森美術館。アフリカの現代美術を紹介するという点では面白い試み。知っているアーティストは僅か。全体にはアフリカという面白さはあんまり感じられなかった。個人的には、「コミューン:擬音語」ヴィム・ボタ、「凍った記憶」が好きかな。 http://www.mori.a…

「さよなら ナム・ジュン・パイク展」

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ワタリウム美術館。2006/1/29に死去したナムジュ・パイク…だがパイクの全貌を見るにはワタリウムは余りに空間的に狭過ぎる。管理も雑で「ニュー・キャドル」のろうそくは消えているし、「TVフィッシュ」の電源も切れているし。好きな「パッセージ」は一回の…

「インゴ・マウラー 「光の魔術師」」

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東京オペラシティ アートギャラリー。照明デザインだけで展覧会が成立するのか…という疑問があったが、アートスペースに置いても今ひとつ面白くない。いかにもインスタレーションっぽい水鏡を使った「タブロー・シノワ」は好きだったけど。あと「LEDのテーブ…

「ポップアート1960’s-2000’s」

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損保ジャパン東郷青児美術館。リキテンスタイン、ウォーホール、キース・ヘリングあたりは見慣れたもので、実物である以上の感動は無い。ヴィック・ムニーズの表現の多彩さは面白い。あとチャック・クロースのポートレート、特にフィンガープリントで描いた…

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」

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東京国立博物館・平成館。ひと月前(id:zom-1:20060706#p2)に続いて二回目。今回はぴあの招待、150人で2時間貸し切りという贅沢な時間。学芸員の説明が面白かった。ガラスの無い最後のコーナーはプライス自身の提案で、展示側は保存の心配を考えて消極的だっ…

「イザベル・ユペール展」

東京都写真美術館。1955年フランス生まれの女優イザベル・ユペールの、様々なアーティストによるポートレート。撮影はリチャード・アヴェドン、カルティエ=ブレッソン、ロバード・フランク、 ヘルムート・ニュートン、ハーブ・リッツ、杉本博司など多彩な顔…

「世界報道写真展2006」

東京都写真美術館。「絶望と希望の半世紀」と特別レクチャーの後で観ると、今は"視点やコンセプト、芸術性の高さ"が基準になっているのがよく分かる。強烈な事件でありながらハッとするほど美しかったり構図が計算されていたりする。ちょっと違う角度での視…

「絶望と希望の半世紀」展特別レクチャー

東京都写真美術館。世界報道写真財団国際審議委員、展覧会キュレイター・クリスチャン・コジョル。審査基準の変化、昔は大事件を捉えたある一瞬に価値があったが、今はカメラマンの視点やコンセプト、芸術性の高さが重要になるなどの話は面白かった。カメラ…

世界報道写真50周年記念展「絶望と希望の半世紀」

東京都写真美術館。世界報道写真展は毎年観ているが、半世紀という時代の軸で観ると衝撃的。激しい時代変化とそれを撮るカメラマンの視点が強く伝わってくる。アヴェドンの「ファミリー」などが好き。でも'80年代以降の方が印象的、「シュテルンン」とか。フ…

「MOTコレクション-1960年代以降の美術 特別展示吉田克朗、中村一美」

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東京都現代美術館。写真のシルクスクリーン作品は、その街の風景と表現がいかにも'70年っぽくて好き。今から見るとちょっと古臭い印象はあるが。中村一美は好きなの嫌いなの半々。 http://www.mot-art-museum.jp/jyosetu/

「ディズニー・アート展」

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東京都現代美術館。「白雪姫」「眠れる森の美女」などディズニーの門外不出のコレクション350点と、2005年千葉大で発見されたオリジナル原画200点の一挙公開…。で、このオリジナル画像が眠っていたのが出身の学科、1960年「動画芸術ウォルト・ディズニー展」…

「キュレーターズ・チョイス」

東京都写真美術館。写美のスタッフが選ぶ数々のコレクション、学芸員が書いているそのキャプションがぶっ飛んでいてかなり面白い(直接本人を知っている人はさらに面白い)。写真を楽しむよりは、美術館とコレクションとスタッフという構成を楽しむ不思議な企…

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」

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東京国立博物館・平成館。最近の伊藤若冲(1716~1800)ブームに乗った企画展。平日なのにかなり混んでいる、休日だったらじっくり見る事は出来そうもない。好きなのは「紫陽花双鶏図」伊藤若冲、「白象黒牛図屏風」長沢芦雪。最後のライティングを変化させて…

「カルティエ現代美術財団コレクション」

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東京都現代美術館。ゆったりとした展示はいい雰囲気。圧巻はやはりロン・ミュエク「イン・ベット」か。赤ちゃんの視線らしいが、まるで自分が違う生物になった様な感覚。トニー・アウスラー「ミラー・メイズ」も好き。森山大道のポラロイドも好き。松井えり…

「ギィ・ブルダン展」- Guy Bourdin Photo Exhibiton -

東京都写真美術館。最終日、時間も無く急いで観た。シュールな絵作り、エロティクな香り、ビビットな色使い、70年代的な時代感覚は強いが今でもインパクト十分。色気が強いマグリットという感じか。高校時代からダダイズムに傾倒していた身としては、共感度…

「吹田文明展 華麗なる木版画の世界」

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小学校の教師で、版画による表現を始め独特の世界を作った吹田文明。ラワン・メゾチントと呼ばれる、ラワン材の木目を使ったメゾチント風の画風や、グラデーション、重ね合わせによる表現の妙が面白い。代表作となっている1990年代の「白鳥座」などは奇麗だ…

「私のいる場所-新進作家展Vol.4ゼロ年時代の写真論」

東京都写真美術館。現在の新進作家の概観を知るにはなかなか面白かった。好き嫌いは半々。素直ではあるが力強いのはアントワーン・ダガタの娼婦や薬中。ジャクリーヌ・ハシンクは企画の視点が面白い、「パーソナル・コーヒーカップス」ネットスケープ社内の…

「ロダンとカリエール展」

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国立西洋美術館。フランスの画家ウジェーヌ・カリエール(1849-1906,Eugene Carriere)と彫刻家オーギュスト・ロダン(1840-1917,Auguste Rodin)、二人の直接の交流を軸にした企画展(世界的に例が無いそうだ)。ロダンはともかく、カリエールは余り知らなかっ…

「プラド美術館展」

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東京都美術館。スペイン首都マドリッド、16世紀以降の王室コレクションを集め1819年フェルナンド7世によって開設されたプラド美術館からの81点、2002年にも日本で公開されたがそれは未見。5部構成でスペイン絵画、16-17世紀のイタリア絵画、フランドル・フラ…

「Project N 小林浩」

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東京オペラシティの若手の展覧会シリーズ。ぬいぐるみの写真からデジタル処理してアクリル絵具で描かれた世界、リアルな描写でありながら非現実的な不思議な空間。一つの世界観を表現していて、ちょっと面白い。制作過程を見てみたい。 http://www.operacity…

「抽象の世界-色・かたち・空間」

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東京オペラシティアートギャラリー所蔵作品展。赤塚祐二、堂本右美、難波田龍起など。それぞれ面白いが展示に工夫が無い。ゆっくり見るよりは、技巧的な方に目がいってしまった。李禹煥(原美術館の庭にある「関係項1991」とか)があってちょっと嬉しい。 http…

「アートと話す、アートを話す」

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東京オペラシティアートギャラリー。タイトル通りに展示にも工夫があるが、中身としてはダイムラー・クライスラーのコレクション、バウハウスからコンテンポラリーまで。好きなのはダダマイノ「ことの動き」(色々なモノが見える)、ホックニー「ステアリング…

「光の造形~月の意匠・森の粧い」

ポーラ・ミュージアム・アネックス。高橋宣之、四国石鎚山地を中心とした夜の風景。長時間露光でこれだけ色が出ているのが奇跡、凄い経験の積み重ねだと思う。自然な風景と夜空の組み合わせはマグリットの様なシュールさを感じる。 http://www.pola-ma.jp/sc…

「上野彦馬賞 九州産業大学フォトコンテスト受賞作品展」

東京都写真美術館。上野彦馬賞「ダルフール~Civil Resistanc」岡原功祐はさすがに迫力あるが、その他は玉石混淆、玉の方が少ないけど。下関市長府博物館所蔵の勝海舟、大久保利通らのオリジナル古写真の展示は貴重。 http://www.kyusan-u.ac.jp/hikoma/inde…

「VET NAM ベトナム」

東京都写真美術館。写真という視点でベトナム戦争を振り返る視点は新鮮。北ベトナム写真家の作品が多く出ているのが、質を高くしている(北ベトナム写真家の死者は240人!)、南側からはアジア人の写真家に絞っている。意図的に欧米人を除くのは面白い様な不可…

「岡本太郎の視点」

東京都写真美術館。PART1は1930年代パリで交流し影響を受けた写真家、ブラッサイやマン・レイの作品。PART2での秋田、沖縄などのベタ(コンタクトプリント)を大きく伸ばして彼の視線を探るという試みはちょっと面白い。縄文土器の展示も、より太郎の感覚をリ…

「植田正治オブジェ撮影ワークショプ」

東京都写真美術館。植田正治が撮影したオブジェ(実物)を撮影し、作品作りの追体験をするというワークショップ(私はボランティアのスタッフ)。各自がデジカメで撮影、好きなのを選んで金子隆一が論評という形式で、やる前はどうなんだろうと思ってたけど、や…

2005年 作品印象 ベスト5

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1)「エナジー・ヴォイド」 イサムノグチ (id:zom-1:20051015#2) 2)「鹿児島エスペラント」高峰格 (id:zom-1:20051020) 3)「アット・ザ・シュリンクス」ローリー・アンダーソン (id:zom-1:20050802#p2) 4)「db」池田亮司 (id:zom-1:20050205#p2) 5)「新富座妖…