電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ディズニーのアニメ予告編x2

「ライアンを探せ!」-- 絵的にも物語的にもドリーム・ワークス「マダガスカル」(id:zom-1:20050906#p2)そっくり。「チキン・リトル」(id:zom-1:20051228#p1)も駄作だったし、ピクサー作品以外のディズニー・アニメは壊滅的な感じ。 http://www.disney.co.jp/…

「41歳からの哲学」

池田晶子。週刊新潮」での連載「死に方上手」を収録したもの、戦争、自殺、クローン、老い、年金、殺人、ネット心中、宗教など様々な話題。いかにも連載のエッセイ。この本のタイトルを「41歳の哲学」とした出版社の才能には関心するが…ずるい。「14歳の哲学…

「ワン・マン・バンド」

「カーズ」の前に上映された短編。願い事をしようと一枚のコインを持って広場やってきた少女が、二人のストーリート・ミュージシャンに出会う…。アンドリュー・ヒメネス&マーク・アンドリュース監督脚本。オマケみたいな短編なのにめちゃくちゃクオリティが…

「カーズ 日本語吹替え版」

ジョン・ラセター監督脚本、ジョー・ランフト共同監督、絶大な人気を誇るピストンカップの新人レーサー、ライトニング・マックィーンは決勝レースへ向かう途中、ルート66沿いの地図からも名前が消えた田舎町ラジエター・スプリングスに迷い込んでしまう…。一…

「理系思考~エンジニアだからできること」

大滝令嗣。日本はエンジニアを大切にしないから、論理的に物事を考え因果関係を理路整然と分析できるその能力を活かした他の職業もあるよ、というのが骨子。前向きな感じだが、モノ作りから逃げてしまう姿勢は残念。金融工学の本を読んでいて、"これは熱伝導…

「バカのための読書術」

小谷野敦 。この本のバカはかなりのハイレベル、"大学卒業しだが読書人とは言えない人"ぐらい。ニューアカなどの難解本との付き合い方、知的生活の方法、入門書の探し方、書評を信じないなどなど。事実確認の重要性、統計学の話など良い話の部分も多いが、ま…

「タイドランド」

ミッチ・カリン。母の死後、元ロック・スターの父と共にテキサスの祖母が住んでいたボロ家へやって来た11歳のジェライザ=ローズ。首だけのバービー人形をお供に冒険に出掛けると、原っぱの先で黒いワンピースの幽霊女に出会う…。テリー・ギリアムが映画化す…

「なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?」

スコット・ベドベリ。著者はナイキの「Just Do It」キャンペーンを手がけ、米スターバックスのマーケティング担当副社長として世界展開を成功させた。ナイキの話が主だが、ブランディング戦略、ブランドDNAについてはかなり面白い(IT企業の戦略についてかな…

「日本沈没」

樋口真嗣監督、加藤正人脚本、小松左京原案。地球科学博士田所雄介(豊川悦司)の指揮下で深海調査をする潜水艇わだつみ6500のパイロット小野寺俊夫(草なぎ剛)は、静岡の被災現場でハイパーレスキュー隊員玲子(柴咲コウ)と出会う…。そもそもこれは映画なのか?…

「時をかける少女」

細田守監督、奥寺佐渡子脚本(「学校の階段」)、筒井康隆原案。17歳の紺野真琴は幼馴染みの津田功介、転校生の間宮千昭とのキャッチボールを楽しみにする毎日。ある事件をきかっけにタイムリープの能力を得てしまう…。少々のSF的無理は許すとして、お笑いから…

「ラブ★コン」

石川北二監督(初監督)、中原アヤ原作(未読)。身長170cmのデカ女・小泉リサ(藤澤恵麻)、身長159cmのチビ男・大谷敦士(小池徹平)、漫才師コンビのように気のあった二人、リサは敦士に惹かれるが身長差が気になり、鈍感な敦士はリサの気持ちには気がつかない…。…

「宇宙で地球はたった一つの存在か」

松井孝典「地球の普遍性と特殊性」、「文明の普遍性とは何か?」、毛利衛「ユニバソロジについて」、田辺英一「生命の星・地球」の四章構成。毛利衛のユニバソロジについては哲学な内容だがちょっとまとまりが無い。持続的社会のための、時間(世代)や空間(環…

「14歳からの哲学-考えるための教科書」

池田晶子。考える、言葉、自分とは誰か、心はどこにあるか、人生の意味、存在の謎など、様々な哲学的を平易な言葉で語る。道徳の本として読むと鼻につくかもしれないが、これだけ平易に多様な哲学的論理を展開出来るのは立派なモン。少々の説教臭さは我慢出…

「旅のグ」

グレゴリ青山。デビュー作品、雑誌「旅行人」に連載をまとめたもの、だと思う。デビュー作だけあって初々しい感じはするし、エピソードもまあまあ面白い。グを四冊読んで、「ふたたびの旅」(id:zom-1:20060514#p2)が一番良かったかな。 http://www.amazon.co…

「旅のグ2~月は知っていた」

グレゴリ青山。雑誌「旅行人」に連載したもの、他誌掲載、描き下ろしをまとめた8年ぶりの「旅のグ」。エピソード的には面白いの詰まらないの半々。「旅のグ」の方が好きかな。和歌山の生活なんか意外な一面は見えたけど。 http://www.amazon.co.jp/exec/obid…

「旅であいましょう。~大人の週末バックパック」

グレゴリ青山。富山から定期船でロシア・ウラジオゥトック、温泉三昧の韓国への旅、大連、台湾などなど。行動力と、そのトホホ感は相変わらず面白い。温泉での韓国オバさんの行動が大爆笑だった。全体に旅的にはちょっと地味だったかもしれないが。しかし、…

「江戸の怪奇譚~人はこんなにも恐ろしい 」

氏家幹人。天狗、猫娘、河童、神隠しなどの怪奇譚を読み解き、江戸の暗黒面である幼児性愛、幼児虐待、イジメ、介護疲れによる殺人などの実態を描き出す。江戸には、石川英輔や杉浦日向子の様な明るい面だけでなく、影の部分も多い。内容的には「耳嚢(みみぶ…

「未来ビジネスを読む~10年後を知るための知的技術」

浜田和幸。未来技術、未来予測技術、対応技術(シナリオプランニング)など列挙しただけ、雑学的な話がが多い。トフラーとの対談もあんまり面白くなかった。未来ビジネスを読む、という感じじゃない内容。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334933505/

「県庁の星」

桂望実。Y県職員一種試験、入庁9年目、Y県県庁産業局産業振興課主任の31歳の野村聡。民間人事交流研修のために派遣された先は三流スーパー、指導は裏店長のパート店員のおばさん二宮だった…。同名映画(id:zom-1:20060303#p1)の原作。映画は無理に聡のキャラ…

「ゆれる」

西川美和監督脚本原案。東京で写真家として成功した猛(オダギリジョー)は母の一周忌で帰郷。翌日、猛と兄の稔(香川照之)、幼馴染みの智恵子(真木よう子)は近くの渓谷へ足を伸ばすが…。序盤のテンポの良さに比べて中盤から重くなるし、兄弟関係、法廷劇、心理…

「イザベル・ユペール展」

東京都写真美術館。1955年フランス生まれの女優イザベル・ユペールの、様々なアーティストによるポートレート。撮影はリチャード・アヴェドン、カルティエ=ブレッソン、ロバード・フランク、 ヘルムート・ニュートン、ハーブ・リッツ、杉本博司など多彩な顔…

「世界報道写真展2006」

東京都写真美術館。「絶望と希望の半世紀」と特別レクチャーの後で観ると、今は"視点やコンセプト、芸術性の高さ"が基準になっているのがよく分かる。強烈な事件でありながらハッとするほど美しかったり構図が計算されていたりする。ちょっと違う角度での視…

「絶望と希望の半世紀」展特別レクチャー

東京都写真美術館。世界報道写真財団国際審議委員、展覧会キュレイター・クリスチャン・コジョル。審査基準の変化、昔は大事件を捉えたある一瞬に価値があったが、今はカメラマンの視点やコンセプト、芸術性の高さが重要になるなどの話は面白かった。カメラ…

世界報道写真50周年記念展「絶望と希望の半世紀」

東京都写真美術館。世界報道写真展は毎年観ているが、半世紀という時代の軸で観ると衝撃的。激しい時代変化とそれを撮るカメラマンの視点が強く伝わってくる。アヴェドンの「ファミリー」などが好き。でも'80年代以降の方が印象的、「シュテルンン」とか。フ…

「MOTコレクション-1960年代以降の美術 特別展示吉田克朗、中村一美」

Art

東京都現代美術館。写真のシルクスクリーン作品は、その街の風景と表現がいかにも'70年っぽくて好き。今から見るとちょっと古臭い印象はあるが。中村一美は好きなの嫌いなの半々。 http://www.mot-art-museum.jp/jyosetu/

「ワイヤレスジャパン2006」

東京ビックサイト。全体に景気回復のせいか去年(id:zom-1:20050715#p2)よりは遥かに活気がある。hTc Zは意外に小さくて軽くその割に使いやすそう。キーは本格的に使ってみないと分からないが。これでOSがまともなら欲しいのだけど。ZigBeeが結構出ていたが、…

「ディズニー・アート展」

Art

東京都現代美術館。「白雪姫」「眠れる森の美女」などディズニーの門外不出のコレクション350点と、2005年千葉大で発見されたオリジナル原画200点の一挙公開…。で、このオリジナル画像が眠っていたのが出身の学科、1960年「動画芸術ウォルト・ディズニー展」…

2006年上半期映画ベスト/ワースト

● 外国映画ベスト5 1.「ブロークン・フラワーズ」最高のオフビート感 id:zom-1:20060504#p1 2.「ココシリ」重く寒く心にのしかかる id:zom-1:20060613#p1 3.「トランスポーター2」娯楽に徹して大成功 id:zom-1:20060611#p2 4.「ホテル・ルワンダ」現実という…

「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」-iCon-

ジェフリー.S.ヤング。両親、子供時代、インド放浪、Wozとのアップル設立、AppleI,そして][、Lisa、Mac、追放、NeXT、ピクサー買収、Appleへの復帰、iTunes/iPodでの音楽ビジネスなどなど…、ここまで詳しいジョブズの本は初めて。有名なエピソードもリアルタ…

「嫌われ松子の一生」

山田宗樹。川尻笙は伯母の川尻松子の死を知る。荒川河川敷で死体が発見された松子のアパートを片付ける笙は、昭和22年福岡での誕生、病弱な中学の妹との関係、人気ものだった中学校の教師時代、と彼女の人生を知って行く…。映画(id:zom-1:20060603#p1)を観て…