電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「次世代文化フォーラム~アート・テクノロジー・サイエンスの領域を越えて」

Forum on Intellectual Unity-Beyond the Arts,Technology,and Science-東大安田講堂。映像上映Kronos Quartet「Sun Rings」。「アインシュタインとピカソ~二人の天才は時間と空間をどうとらえたのか」の著者アーサー.I.ミラーの講演。黒川清(日本学術会議…

「グ印観光」

グレゴリ青山。週刊モーニングで連載、「ひみつのグ印観光公司」の改題増補改訂。上海,マカオ、タイ、インド映画、マイタケ氏、片岡千恵蔵の多羅尾伴内、友人の雪国田舎暮らしなどなど。インド映画はブームの時、ラジニカーントとミーナ「ムトゥ踊るマハラ…

「かもめ食堂」

群ようこ。フィンランドの首都ヘルシンキの街角、日本人女性サチエが店主のかもめ食堂の看板メニューはおにぎり、お客は日本人おたくのトンミ。ある日から日本人観光客のミドリが仲間入りする…。書き下ろし、映画(id:zom-1:20060320#p1、萩原直子監督)が面白…

「マインズ・アイ~コンピュータ時代の「心」と「私」」上

ダグラス.R. ホフスタッター編。20世紀の大傑作と思っている「ゲーデル・エッシャー・バッハ」のホススタッターによるアンソロジー。ボルヘス、ドーキンスなど読んだ事もあるモノが多くて途中で飽きて、上巻で断念…。これなら「ゲーデル…」を読み返した方が…

「悪妻に訊け~帰ってきたソクラテス」

池田晶子。「新潮45」に'92/8~'93/3に連載したもの、政治改革、老人福祉、エコロジー、フェミニズム、人権擁護、性教育、差別語などなどをソクラテスの視点でバッサリ切っていく。それなりに面白いが、ホントに新鮮な視点は無かった。そもそも自分の意見を…

「ユナイテッド93」-United 93-

ポール・グリーングラス監督脚本。2001年9月11日午前8時42分、離陸ラッシュにより30分遅れでニューアーク空港発サンフランシスコ行きユナイテッド93便が飛び立った。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の旅客機が激突した…。誰が考えても事件から5…

石川賢治 月光写真展「天地水 月光浴」

東京大丸ミュージアム。新作60作、代表作60作を展示、オーストラリア(レーザー島、デビルズ・マーブル)、マダガスカル(バオバブの木)、ガラパゴスなどなど。暗くした展示に浮き出ている写真、さざ波や虫の音など展示が凝っている。デビルズ・マーブルの石、…

「紙屋悦子の青春」

黒木和雄監督、松田正隆原作(戯曲)。昭和20年3月末の鹿児島の田舎町、兄(小林薫)とその嫁(本上まなみ)と暮らす紙屋悦子(原田知世)。そんな悦子に、兄の後輩の明石少尉(松岡俊介)の親友、永与少尉(永瀬正敏)との縁談話が来る…。2006/4/12に死去した黒木和雄監…

SONY Hard Drive Digital Photo Album HDPS-L1

米国内だけで発売されている80G HDDのフォト・ストレージ、$300。ケースは金属でしっかりしているが金はかかってない。大きめのJPEGだとスライドショーが重くて使い物にならない。BGMはWAVのみで不便。HDのコンポーネント出力(720P)はかなり奇麗。バラしてみ…

「森のリトルギャング 日本語吹き替え版」-Over the Hedge-

ティム・ジョンソン/キャリー・カークパトリック監督。アライグマのRJは熊のヴィンセントへの貸しを返すために食料を集める事に。一方、亀のヴァーンたちの森は冬眠からさめると新興住宅地に囲まれていた…。ジャクフードや肥満などの食品問題、森を切り開い…

「釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!」

朝原雄三監督、やまさき十三/北見けんいち原作。女性再雇用制度で以前は社長秘書も努めた沢田弓子(石田ゆり子)が、ハマちゃん(西田敏行)の鈴木建設営業三課に配属された。しかし弓子には人知れぬ事情があった…。ロケ地は能登や金沢、石田ゆり子の恋物語が中…

光化学スモッグ

なんか光化学スモッグっぽいと思っての注意報↓を見たら住んでいる立川市が都内で一番オキシンダント濃度が高かった、85ppb。それでも学校情報を流すよりは低い濃度なんだけど。会社で聞いたら、地方育ちの人は"光化学スモッグっぽい空気"がどういうモノか知…

「狩人と犬~最後の旅」-The Last Trapper-

ニコラス・ヴァニエ監督脚本。50年間ロッキー山脈で罠猟を続けるノーマン・ウィンター(本人)はナハニ族の妻ネブラスカ(メイ・ルー)と犬ぞりを牽く7頭の犬と大自然の中で暮らすが、森林の伐採により動物たちは減少、狩人を続ける事を諦める…。ロッキーの自然…

「始皇帝と彩色兵馬俑」

Art

江戸東京博物館。本物には行った事ないが「世界四大文明展」、「兵馬俑展」(id:zom-1:20041231#p1)と観ている。今回の目玉は1999年に発見された彩色跪射俑(さいしききしゃよう)。髪の毛や足の裏の滑り止めなど細部までよく見られる。この色を元に再現したCG…

「さらばマイク・ウォレス」

TV

TBS「CBSドキュメント」。CBSの代表的ジャーナリスト、マイク・ウォレスの「60min」引退番組(2006/3/14に降板を表明)。内容は挑戦的なインタビュー術が中心だったが、鬱病の克服などは感動的。映画にもなった(「インサイダー」マイケル・マン監督)タバコ会社…

「銃・病原菌・鉄~1万3000年にわたる人類史の謎」上下

ジャレド・ダイアモンド。1998年ピューリッツァ賞ノンフィクション部門受賞。"白人は沢山のものを発展させニューギニアに持ち込んだが、ニューギニアには自分のものと言えるものが何も無いのはなぜか”という著者への疑問から始まる。なぜ、大陸において異な…

「M:I:III」

J.J.エイブラムス(初監督、TV「LOST」「エイリアス」)。スパイを引退し教官になり、フィアンセとの新生活を始めようとしたイーサン・ハント(トム・クルーズ)に、教え子リンゼイ救出の依頼が。武器商人デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)と謎の"ラ…

「ピクサー展」

Art

森アーツセンターギャラリー。ピクサー20周年の節目(「ルクソーJr.」も20周年)でSIGGRAPHでも特別セッションがあったそうだし、タイムリーなネタ。コンセプト・アートが動き出すような「アートスケープ」(11分)の映像と、最後の立体ゾーエトロープ(ジブリ美…

「アフリカ・リミックス:多様化するアフリカの現代美術」

Art

森美術館。アフリカの現代美術を紹介するという点では面白い試み。知っているアーティストは僅か。全体にはアフリカという面白さはあんまり感じられなかった。個人的には、「コミューン:擬音語」ヴィム・ボタ、「凍った記憶」が好きかな。 http://www.mori.a…

「さよなら ナム・ジュン・パイク展」

Art

ワタリウム美術館。2006/1/29に死去したナムジュ・パイク…だがパイクの全貌を見るにはワタリウムは余りに空間的に狭過ぎる。管理も雑で「ニュー・キャドル」のろうそくは消えているし、「TVフィッシュ」の電源も切れているし。好きな「パッセージ」は一回の…

「インゴ・マウラー 「光の魔術師」」

Art

東京オペラシティ アートギャラリー。照明デザインだけで展覧会が成立するのか…という疑問があったが、アートスペースに置いても今ひとつ面白くない。いかにもインスタレーションっぽい水鏡を使った「タブロー・シノワ」は好きだったけど。あと「LEDのテーブ…

「文明崩壊」における環境問題楽観論の検証、楽観論とその反証のメモ

1.環境と経済の兼ね合い→未来への問題先送りによる負担増 2.科学技術による解決→新技術による未知の問題発生 3.別資源への移行→移行に伴う困難と時間 4.第三世界の食料問題は輸送問題→マルサス的窮地 5.常識的指標では生活条件は向上→先進諸国の繁栄は環境資…

「文明崩壊~滅亡と存続の命運を分けるもの」上下

ジャレド・ダイアモンド。過去に繁栄しながらその後崩壊した文明、イースター島、マヤ、北米アナサジ族、グリーンランドなどと、その比較事例を1.環境被害、2.気候変動、3.近隣の敵対集団、4.友好的な取引相手、5.環境問題に対する社会の対応という5つの枠組…

「富の未来」上下 - Revolutionary Wealth -

アルビン・トフラー、ハイジ・トフラー。「未来の衝撃」、「第三の波」、「パワーシフト」の理論を現代に投射して展開させているが、四半世紀前からブレが無い事に驚かされる。生産消費者(プロシューマー)の話は、今ではオープンソース、Blog、Linux、SNS、W…

「進化しすぎた脳~中高生と語る「大脳生理学」の最前線」

池谷裕二。「海馬」(id:zom-1:20041007#p1)の著者によるNYの高校生への講義をまとめたもの( 「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない」ファインマン)。自由意識、リモコンネズミ、覚醒感覚/クオ…

「共感覚者の驚くべき日常」

リチャード.E.シトーウィック。精神科医の著者が、"チキンのとがりが足りない"と知り合いのマイケルがつぶやくのを耳にして共感覚/synesthesiaに興味を抱き、基礎調査、仮説、実験計画、実験を展開させ理論を固めていく本人自信による記録。翻訳もこなれ説明…

「ナマの京都」

グレゴリ青山。京都生まれの京都育ちの著者、京いけず、京食、京まぼろし、京観光の四章構成のエッセイ…。京いけずだけかなり面白かった、他のは平凡。バイト先の女将さんの壮絶さが凄い、実物見たい。今回から写真は(グ)人形になっていた。(memo:語尾の"~…

「クライマーズ・ハイ」

横山秀夫.。北関東新聞の記者悠木と安西は谷川岳衝立岩に登る予定だったが、御巣鷹山の日航機墜落事故が発生。悠木は全権デスクとなるが、一人山に向かったはずの安西は歓楽街でクモ膜下出血で倒れる…。予備知識無し、文春ミステリー1位、このミス7位なので…

「ナイロビの蜂」 上下

ジョン ル・カレ。ケニア駐在の英国人外交官ジャスティン・クエイルの妻テッサが、喉を掻き切られ全裸で発見された。事件の真相が明らかになるにつれて、アフリカを舞台にした医薬品供与の実態、多国籍企業の謀略が浮かびあがる…。映画(id:zom-1:20060513#p1…

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」-Pirates of the Caribbean:Dead Man’s Chest-

ゴア・ヴァービンスキー監督。結婚式直前のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の逃亡幇助で捕らえられる。一方ジャック・スパロウには、さまよえる幽霊船「フライ…