電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「アイム・ノット・ゼア」- I’m not There -

トッド・ヘインズ監督。ボブ・ディランの人格を投影した六人の物語、詩人(ベン・ウィショー)、放浪者、革命家(クリスチャン・ベイル)、映画スター(ヒース・レジャー)、ロックスター(ケイト・ブランシェット)、無法者(リチャード・ギア)…。それぞれが詩人アル…

「紀元前1万年」- 10000B.C.-

ローランド・エメリッヒ監督。紀元前1万年、山奥に住みマンモスを狩る一族、幼い頃に拾われてきた青い目を持つエバレット(カミーラ・ベル)、その恋人のデレー(スティーブン・ストレイト)。ある日、他民族の襲撃によりエバレットらがさらわれ、デレーは仲間と…

「砂時計」

佐藤信介監督脚本、芦原妃名子原作。両親の離婚により、母・美和子(戸田菜穂)の島根県の実家に移って来た14歳の水瀬杏(夏帆)は、大悟(池松壮亮)や藤(塚田健太)、椎香(岡本杏理)と出会う。中3になった杏と大悟は付き合うようになるが…。原作は第50回小学館漫…

「チェスト!」

雑賀俊郎監督、登坂恵里香原作脚本。吉川隼人(高橋賢人)は薩摩示現流を学び、"負けるな、嘘を言うな、弱いものいじめをするな"の郷中教育を受け正義感が強い小学生6年生。伝統行事、薩摩半島と大隈半島に挟まれた4.2kmを泳ぐ「錦江湾横断遠泳大会」が開催さ…

MacProでMaxtor 6B25050が時々、認識されない

Mac

PowerMac G5(Early 2005,2.3G Dual)で問題無く使っていた、S-ATA250GのMaxtor 6B25050をMacPro(2006,2.66G Dual Xeon)に移動。が、パワーオン時に50%ぐらいの確率で認識されない。再起動すれば再認識されるので、電源オン時に間に合っていない感じ。TimeMach…

「名探偵コナン~戦慄の楽譜」

山本泰一郎監督、青山剛昌原作。音楽家を狙う連続殺人事件が発生、被害者は名ピアニストで現在はパイプオルガン奏者の堂本一輝の門下生たち。そんな時、ソプラノ歌手秋庭怜子(声:桑島法子)が歌い、堂本一輝が演奏する音楽ホールのこけら落としコンサートに、…

「紫禁城写真展」

東京都写真美術館。1900年、小川一真(千円札の夏目漱石像)により撮影された紫禁城。100年以上前の貴重な写真という意味はあるけど、そんな事よりはプラチナプリントのトーンの凄さに感心した方が強かった。太和門から太和殿を望むパノラマ写真が圧巻。 http:…

「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」

東京都写真美術館。イタリア北東部のセニガリアのマリオ・ジャコメッリ(1925-2000)。印刷所で働き、アマチュア画家で詩人、写真家。名前も聞いた事が無かった。印象としては意外に技巧的。朝に撮っているのが多いのか、横からの強い太陽光が特有なコントラス…

「ヒットマン」- Hitman -

ザヴィエ・ジャン監督。子供の頃からプロの殺し屋として育てられたエージェント47(ティモシー・オリファント)、次のターゲットであるロシア大統領ミカイル・ペリコフを射殺するが、密告によりインターポールとFSB(ロシア連邦保安庁)から追われ、謎の美女ニカ…

「大いなる陰謀」- Lions for Lambs -

ロバート・レッドフォード監督。ワシントンD.C.、野心的な上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)は、ニュース番組ジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)にアフガンでの新戦略情報を流す。同時刻カリフォルニア、大学教授マレー(ロバート・レッドフォード…

「銀幕版スシ王子!~ニューヨークへ行く」

堤幸彦監督。今は亡き自然流琉球唐手の師匠・武留守リリーの声に導かれ、シャリの達人の元で修行すべく米寿司(まいずつかさ、堂本光一)はNYに降り立つ。エンターメント化した怪しいSUSHIバーを探すうち、関西人ハルキ(伊原剛志)、用心棒の稲子(釈由美子)らが…

「モディリアーニ展」

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国立新美術館。20世紀初頭パリ・モンパルナス、エコール・ド・パリを代表する画家アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)の全容。アフリカや東南アジアの原始美術に強く影響され(ピカソもそうだった、パリ・ピカソ美術館にはアフリカ美術のコレクションが多数…

「アーティストファイル2008-現代の作家たち」

国立新美術館。セルフポートレートなどのエリナ・ブロテルス、浮遊するバルーンの市川武史、野遊びする子供達の写真のポリクセニ・パパペトルー、シャーペンの超細密画(凄い!)の佐伯洋江、暗闇の六面ビデオ・インスタレーションのさわひらき、「西洋料理山猫…

「フィクサー」-Michael Clayton-

トニー・ギルロイ脚本監督(初)。NYの大手法律事務所のマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は"フィクサー"もみ消し屋。被告の製薬会社に有利に3000億円の薬害訴訟和解が進められていた時、担当弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が精神に異常をき…

「川俣正[通路]」

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東京都現代美術館。川俣正は「横浜トリエンナーレ2005」(id:zom-1:20051020#p2)の総合プロデューサーという事ぐらいしか知らない。仕事の全体像を知るには面白いのだけど、全体に資料とは思うが作品という感じがしない。Wah Lab.の小学生のアイデアが一番面…

「MOTアニュアル 2008 解きほぐすとき」展

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東京都現代美術館。金氏徹平、高橋万里子、立花文穂、手塚愛子、彦坂敏昭。全体としては面白い詰まらないの半々、彦坂敏昭の写真、版画、ドローイングが組み合わさった不可思議な技法はなかなか面白かった。 http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/105/

「20世紀の巨匠たち~「写真」とは何か」

大丸ミュージアム・東京。写真家を通した20世紀の写真史。マン・レイ、エドワード・ウエストン、ウイン・バロック、アンセル・アダムス、アービング・ペン、エルンスト・ハース、ロバート・メイプルソープ、ウイリアム・クライン、ロバート・キャパ、アンド…

「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

塚本連平監督。1979年の田舎町(栃木県)、高校二年生のママチャリ(市原隼人)他7人の仲間は、ある駐在さん(佐々木蔵之介)の登場により泥沼のいたずら戦争に突入していった…。大人気ブログ小説(http://700days.blog69.fc2.com/ …知らなかったけど) が原作、前半…

「モンゴル」-Mongol-

セルゲイ・ボドロフ監督脚本製作。12世紀モンゴル、部族の頭領(ハーン)イェスゲイの息子テムジンは9歳の時、敵対するメルキト部族から花嫁を選ぶため旅に出るが、立ち寄った村で少女ボルテを許嫁として選ぶ。帰路、父イェスゲイは毒殺死、テムジンも命を狙わ…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」-Cloverfield-

マット・リーヴス監督、J.J.エイブラムス制作。日本へ転属するロブ(マイケル・スタール=デヴィッド)のサプライズ・パーティの途中、突如、爆発音が鳴り響く。屋上に登った彼らが見たのは燃えるニューヨーク市街だった…。制作のJ.J.エイブラムスのお得意、ハ…

「結婚式教会の誕生」

五十嵐太郎。建築史が専門の著者が、建築としての結婚式教会(非信者の結婚式だけを行うための教会)に興味を持った事から、それに追求していって結果的に面白い日本文化論になっている。結婚式教会を保有するブライダル企業は、もともと戦後に登場した冠婚葬…

「イギリスではなぜ散歩が楽しいのか」

渡辺幸一。豊かだが窮屈で生きにくい日本、伸び伸びと人生を楽しめる英国。英国に14年間暮らす著者による英国文化。後半はほとんどエッセイになってしまっている所が残念。(memo:ロンドンのサウス・バンク(South Bank)コイン・ストリート(Coin Street)=住宅と…

「秘密結社の世界史」

海野弘。古代密儀、テンプル騎士団、薔薇十字団、フリーメイソン、イルミナティ、KKK、ナチス、カルト、マフィアと古代から現代までの秘密結社に人は何故、引き付けられるのかを説く。情報社会、すべてが表面にある現代において、隠されたモノに魅せられると…

「運命の息子」 上下 - Sons of Fortune - Jeffrey Archer

ジェフリー・アーチャー。富裕な実業家ダヴェンポート夫妻に念願の男子、双子が生まれる。しかし、その一人と同じ日に生まれ死亡した男児と交換され、ナットとフレッチャーは別の家で育てられるが…。「ケインとアベル」みたいなアーチャー得意のサーガ。どっ…

「暴走老人!」

藤原智美。突然、店員を罵倒する老人、キレて暴力を振るう老人、著者が日常で見た経験から入っているのはエッセイぽくて、あんまり深みが無い。その後の考察としての、"現代の時間/空間/感情の時代変化にうまく付いていけず、孤立した新老人が起こすトラブル…

「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか」

北尾トロ。裁判傍聴マニアとしてはかなりの進歩、前作「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」(id:zom-1:20070520#p3)よりはいいけど、平凡と言えば平凡。被害者がいる悲惨な犯罪をネタに笑う事は難しい、もう一歩踏み込めない。トホホなネタは笑えるんだけど。…

「マザー」

藤川幸之助。痴呆の母、その介護に生命を使い果たした父、後を継いで母を介護する息子による介護詩集。まあ、そこそこ。詩という内容にあっていたとは思えないし、上手く表現出来ていたとも思えないのだけど。 http://www.amazon.co.jp/dp/4591064905/

「モテたい理由」

赤坂真理。恋愛資本主義、ライフスタイル語り、女子のファンタジー、男の受難などなど。男女関係における社会論みたいなんだけど、どうもエッセイの様にしか感じられない。"モテとは関係性(特に異性との)において優位に立つことである"とか、もうちょっと真…

「ジャンパー~跳ぶ少年」上下

スティーヴン・グールド。平凡な高校生のデイヴィーは、ある事件から自分が一瞬で遠くへ移動出来るテレポーテーション能力の持ち主である事を知り、乱暴者の父の元から一人ニューヨークへと向かう…。映画「ジャンパー」(id:zom-1:20080311#p1)の原作。超能力…

「算法少女」

遠藤寛子。算法家で医者の父・千葉桃三(壺中隠者)から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、旗本の子弟水野三之助観が奉納した算額に誤りを見つける。久留米藩主の有馬侯は、あきを姫の算法指南役にしようとするが、関流の藤田貞資の画策によりあきは中根…